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クラン戦が大体、平日の午後6:00~7:00の間に行う クラン戦はプライベートマッチで各クランの代表者に メンバーを招待してもらいます クラン戦申し込みは、代表者のID(PS3)とクラン名を書いて下記↓にお願いします。 msf_cod_mw2@yahoo.co.jp MSFホームページからでも申し込めます クラン戦 予定日 3月末
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入隊は msf_cod_mw2@yahoo.co.jp にPS3のIDをのせて送ったり 管理人のPS3のIDにフレンド登録したり 掲示板に書き込んだりなど なんらかの形で管理人に伝われば どのような方法でもかまいません MSFホームページからでも入隊できます。
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受け継がれる想い/あるいは霊長の抑止力 ◆IVe4KztJwQ ──刹那・F・セイエイと本多忠勝、ガンダムエクシアが―― ――未来を切り拓く!── ――世界を……変えろ。頼んだ、ぞ―― 最初は、夢かと思った。 否、荒耶宗蓮との戦いで倒れた際、泡沫の記憶の奥底に沈んでいた想い。 それはこの島で確かに在った激しい戦いの記憶。 ルルーシュがソレを想い起こしたのは、おくりびとに映る三人を見た瞬間だった。 眼光の鋭い青年、ガンダムマイスター。刹那・Fセイエイ。 鎧兜の巨漢武者、戦国最強。本田忠勝。 黒肌の巨漢、狂える大英雄。バーサーカー。 先程ルルーシュはその記憶を東横桃子と平沢憂には告げる事なく平然と振舞っていた。 世界の明日を願った二人の意思は、この島で優勝狙いを目指す桃子とは 決して相容れないモノでしかないだろうからだ。 ステルスの力を持つ桃子を自らの手駒として利用する為、そう考えるよう 仕向けたのは他でもないルルーシュ自身だが、先の首輪換金の件も含め 彼は決して優勝狙いではないのだから。 「お前達の意思は、この俺がゼロ・レクイエムを成し遂げる事で果たしてみせる」 戦争根絶の為に武力を揮って来た男の想いと願い、 その意思は世界の憎しみを己に向ける事で、平和を願う悪逆皇帝に確かに届いたのだ。 (だから、今は安心して眠るといい…) 心の中で短い黙祷を奉げる。 前述の記憶に想いを巡らせながら、憂と桃子が一時の休息を取っている間も ルルーシュ自身は休む事なくある作業を行っていた、それは。 ルルーシュが意識の狭間で垣間見たバーサーカーと呼ばれた化物。 刹那達の想いを受け取った際の死闘は、星によって鍛えられた神造兵器すら破壊し、 太陽炉の爆発によって辺り一面を焦土と化した事で終焉を迎えた想像を絶するものだった。 だが、第二回放送でバーサーカーの名前が呼ばれる事はなかった。 先の荒耶宗蓮とセイバーの戦いですら、その激しさに一般人の身体能力しか持たない ルルーシュは付いていけなかったというのに。 バーサーカーの脅威はあの二人の戦いですら児戯に等しいと 思わせるほど戦いのレベル、次元が完全に違っていた。 さらにアレはどう贔屓目に見たところで、話が通じるような相手には見えず、 つまるところルルーシュにとっては何処かで必ず障害になる存在でしかあり得ないだろう。 今後並の戦力でバーサーカーに遭遇し、襲われればこちらが一方的に虐殺されるだろう事は 容易に想像できる。あれだけの化物であるバーサーカークラスの敵が他にいないとも限らない。 今後桃子と憂以外の駒を引き入れる可能性も考えなければいけないが、 仮にバーサーサーに遭遇、またはそれに順ずる個の戦力に遭遇した際、 こちらも対抗できるだけの戦略を事前に準備しておくのは当然の行動だろう。 強大な個の戦力に対抗する為の戦略。 ルルーシュが黒の騎士団時代に度々使用した敵の戦力を殺ぐ常套手段。 USBから入手した政庁の図面を元に、巨大な建築物を支える足場各所へと仕掛けられていくサクラダイト爆弾。 それらはルルーシュの持つゼロスイッチにより遠隔操作で一斉起爆できるようになっていた。 地上七階建てを誇る政庁は今、超重量を誇る巨大な罠とその姿を変えていた。 如何に不死身を誇る強大な怪物といえども、これ程の建造物の倒壊を受ければ 無傷で済む訳にはいかないだろう。 最後の足場に爆弾を仕掛けたルルーシュは次の作業を行う為に1Fロビーへと向かう。 USBのデータを確認したからこそ解る事だが、政庁を含めた島の施設のいくつかには 図面上で不自然な場所がある事に気付いていた。 ロビーに設置された換金機と販売機を通り過ぎるとフロアのほぼ中央部に位置する 1F~7Fへと通じる中央エレベーターの前までやってきた。 中央部、エレベーター脇の壁に手を触れると建物特有の冷たい感覚が伝わってくる。 片手を壁面に触れさせながら壁に沿って歩き、その白い壁を叩いて出る反響音を確認していく。 「…むっ」 暫く目の前の白い壁を調べていくと、照明の死角で薄暗く翳るそこに何か別の色が見えた。 違和感を感じたその場所を丹念に確認する。すると僅かに入った亀裂に指が引っかかり、 次の瞬間そこに隠されたエレベーターが忽然と現れる。 視覚効果及び幻視の魔術礼装で隠匿されていた荒耶宗蓮の工房へ続く道は、 政庁7階の結界が破壊された事と、本人の著しい魔力低下によって、 ソレを認識された瞬間効力を完全に霧散させていった。 エレベーターを確認すると「一階」「地下」そう表示されたランプが眼に入る。 調べてみればやはりといったところだな。地下へと繋がる入口が存在した以上、 USBに入っていたデータは表の設計図というべき物なのだろうか。 ならば隠された施設に関する裏の設計図が存在する確立がこれで俄然高まってくる。 このまま地下を調査すべきか…、一度憂と桃子に連絡を入れるべきだな。 「桃子、憂、聞こえるか?」 休憩室にいるだろう二人に通信機で呼びかけてみるが。 しかし、そこに聞こえてきた声は…。 「憂ちゃんのそんなとこ…触っちゃだめっすよルルさん」 「あらりゃぎさんのアレが、あはっ、あははっ」 先の戦いで二人はよほど疲れていたのだろう。 未だ幸せな夢の中にいる意味不明な寝言が聞こえてくるだけだった。 …ふぅ。 口元に笑みを浮かべながらルルーシュは一人呟く。 「全く、しょうがないな」 一度休憩室に戻り、二人を起こしてから地下の捜索を行うべきか否か。 いや、政庁に爆弾を仕掛ける作業で思いのほか時間を使ってしまった。 阿良々木暦の死体(結局見つからなかった訳だが)を憂に探索させた時点で 7階から視認できる範囲でも他の参加者は確認できなかった。 その阿良々木暦の話ではD-6駅周辺にスザクを含めた仲間達がいるという話だった事、 そこを危険な襲撃者に襲われたと言っていた事を思い返す。 そのD-6エリアが禁止エリアに指定された以上、危険を含む他の参加者達が 首輪換金等でここに立ち寄る可能性も十分予想されるか。 休ませている桃子達を待つ程に使える時間的余裕はあまり無いかもしれんな。 右腕を骨折してしまった以上休息を取らせているあの二人には今後いっそう駒として 役に立ってもらわなければならない。 地下の規模を確認した後にもよるだろうが、ここは俺が働くべき時だろう。 進む事を決断したルルーシュを乗せたエレベーターは螺旋を描きながら ゆっくりと地下へ降下してゆく。 おーーーーーーーーーーーーーん。 エレベーター内部に不気味な不協音が鳴り響くと政庁本来の地下とは異なる異界へと接続された。 その感覚はかつてアーカーシャーの剣を通じてCの世界へと向かった時と似て非なるものだろうか。 扉が開いた先、そこに広がる光景は政庁内部とは造りが完全に一変していた。 周囲から立ち込める異臭、むせ返る様な熱気と闇の中で デバイスによる位置情報を確認したルルーシュは唸る。 『現在地 ERROR』 (ここは政庁地下へとただ降りた訳ではないという事か) 熱せられた鉄板から放たれる僅かな光源を頼りにその内部を観察する。 其処は死の気配に満ちた異常な空間が広がっていた。 ホルマリン液に満たされた64の脳髄。 円を描くように並べられる10の黒棺。 中央に描かれた大極図に酷似した紋様。 それらは政庁7階情報管理室で対峙した魔術師、 荒耶宗蓮が描いていた魔法陣を彷彿とさせる。 成程、あの魔術師が政庁に居た訳は、奴の拠点と考えられる此処に 繋がっていたのが理由の一つといった所だろうか。 となれば、主催に繋がる何かが此処にある可能性が一段と高くなってくる。 周囲を調べてていくとこの異常な光景の中でも更にひときわ異彩を放つ物を見つけだした。 それを手に取ってみる。他のホルマリン溶液漬けとは明らかに違う何か。 銀鏡のガラス瓶内部にたっぷりと満たされた透明な液体。 その内部に真赤な赤髪の女性らしき生首が気泡をもらしながらふわふわと浮いていた。 その顔はまだ生気を残しているようで、まるで生きている人形のようにも見える。 首が傾き体から強引に捻じ切られた切断面が視界に入り、それを見た瞬間、 今まで我慢していたこの場の熱気や腐臭、死の気配等が吐き気を催す不快感となって ルルーシュを襲いだす。 (くっ、いくらなんでもコレは。趣味が悪いなんてレベルじゃあないだろう…) 他に幾つもの用途不明品が視界に入ってくるが、魔術の心得が無いルルーシュには それらが一体どういった物なのか、理解出来ないものばかりだった。 それでもこの場を見て言える事が一つだけある。 死を崇め、蒐集しているかの如きこの部屋の主。 陰鬱な闇の気配を纏いながら、ルルーシュ、セイバーと対峙し桃子に切り裂かれ 絶命したあの魔術師は、間違いなく下衆以外の何者でもなかったのだろうと。 ルルーシュはこの場に嫌悪を感じながら工房内部にあるかもしれない 主催に繋がる何か探し、用途不明品を含め、目ぼしい物をデイパックに詰め込んでいく。 一通り内部の観察を終えたルルーシュはデバイスで時間を確認する。 地下に進入してからだいぶ時間を費やしてしまったらしい。 これ以上は他に調べるべき場所もないようだ。 政庁に残して来た桃子と憂の二人がそろそろ目覚ましている頃だろう。 そろそろ戻るべきだが問題はこの場所をどうするべきか。 ルルーシュ個人としては死者を冒涜するにも程がある不吉なこの場所を 手持ちのサクラダイト爆弾で全て跡形も無く吹き飛ばしたい衝動に駈られたが、 魔術師が死んだとはいえ未知の場所と物がどのような影響を出すのかわからない以上 迂闊な行動はできないだろう。 「だが、政庁7階の魔方陣と同じようにこれは破壊させてもらうぞ」 ルルーシュが手にした回転式拳銃、S W M10ミリタリー&ポリス。 リボルバー内部から撃鉄により起こされた六発の弾丸が 工房中央部にある大極図を穿ち、赤く輝く光が力を失うように消えていく。 やるべき事を終えたルルーシュは最後に先程のガラス瓶に詰められた生首をデイパックに放り込む。 死の気配漂う地の底にソレを置いていくのが何故か憚られたからだった。 政庁へと来た道を戻るルルーシュの後に残されたものは 荒らされた工房と力を失った大極図のみ。 かつて、人類六十億の集合的無意識を敵と捉え打ち勝つために、 式の肉体を手に「 」へと至ろうとした荒耶宗蓮という存在。 かつて、人類六十億の集合的無意識とCの世界で邂逅し、 人々が明日を望んでいる事を知ったルルーシュという存在。 もしこの場で蒼崎橙子が口を利く事が出来たならばこう言うだろう。 魔術師、荒耶宗蓮。お前が何度『 』に至ろうと試みようとも、 目に見えぬ抑止力が必ずお前の道を阻むだろう、と。 世界の明日の為、己自身の命を一度捧げた彼の者は、 霊長の抑止力、または救世主、あるいは世界を守る代行者として、 本人すら預かり知らぬ所でその運命を操られているのかもしれない。 ◆ ◆ 微かな音が、脳裏に響いた気がした。 「ん…、うん」 まどろみから目を覚ました東横桃子は休憩室のソファーで一緒に休んでいた憂がいない事に 気が付き、体にかけられたルルーシュの外套を羽織り半身を起こす。 (…憂ちゃん?) そう、遠くから歌が聴こえてきたのだ。 がばっ、っと起き上がった桃子は歌の聴こえる方向へと駆け出ていく。 情報管理室、そこに居た平沢憂は駆け寄る桃子の様子に表情を明るくさせた。 「あっ、桃子ちゃんも眼が覚めたんだね」 「いつの間にか憂ちゃんがいなかったからびっくりしたっすよ。 それにこの歌は一体何っすか?」 「お姉ちゃんの友達の秋山澪さんが歌っているんだよ」 政庁から西方にある円形闘技場。そのの中で繰り広げられる戦国武将同士の激しい剣戟の嵐と共に、 澪の奏でるギターの旋律と歌声は白熱のライブとしてこの政庁までその音色を響かせていた。 しかし、殺し合いが平然と行われるこの島でこれほど大音響の歌声を響かせる事など、 どう考えても自殺行為でしかない異常な事態に他ならないはず。 「とにかく、まずはルルさんに相談したほうがいいっすよね」 桃子は通信機を手に取りルルーシュを呼び出すが、全く反応がない。 「ああもう、こんな時にルルさんは何処で何をしてるっすか」 ◆ ◆ 荒耶宗蓮の工房から政庁ロビーへ戻ったルルーシュは即座にその異変に気付く。 『ザザッ…ルルさん…聞こえるっすか?』 間髪入れず桃子から通信が入る。その声はやはり慌てている様子だった。 「桃子か、ああすまない。少し政庁の地下を調査していた。 なるほど、情報管理室だな。今すぐ向かうからそこで待機していろ」 7階で合流した三人は情報管理室、阿良々木暦が空へと落下した窓の前まで移動し、 隣接するD-4エリア円形闘技場の方角を見やる。 「桃子、一体この歌はなんだ?」 「それがどうも、憂ちゃんのお姉さんの友達らしいっす」 その言葉を聞いたルルーシュは薬局の中で船井達と遭遇した際に話した平沢唯を思い出す。 (あのアホな姉の友人だと?どうやらアホなのは姉だけではないようだな…) 「秋山澪さんだよ。普段は軽音部でベースを担当している とても綺麗なお姉さんなんですよ!」 「なるほどな、しかしこの事態はただ事ではないだろう」 (待てよ、確かあの方角は死んだ船井達の車が向かった方角だったはず) 船井の車に仕掛けた無線ならば、ここより多少は音が拾えるかもしれん。 CDプレイヤー型受信端末を取り出し耳に当てる、だが車は大分離れた位置にあるようだ。 それでも秋山澪の歌声に混じり時折爆発音のようなモノが聞こえてくる事がわかる。 (この歌声の中で何者かが戦っているのか、それとも何かの罠か…) この異常事態に対し今後の方針を思考するルルーシュ。 そのルルーシュを脇目に憂が場違いな事を言う。 「ルルーシュさん。出来ればルルーシュさんと組むバンドに澪さんも誘ってみたいなあ!」 【D-5/政庁7階情報管理室/1日目/午後】 【東横桃子@咲-Saki-】 [状態]:ステルス解除、健康 [服装]:鶴賀学園女子制服(冬服)、ポンチョのようなマント@オリジナル(現地調達) [装備]:FN ブローニング・ハイパワー(自動拳銃/弾数15/15/予備30発)@現実、果物ナイフ@現実(現地調達) [道具]:デイパック、基本支給品×2(-水1本)、FENDER JAPAN JB62/LH/3TS Jazz Bass@けいおん! 蒲原智美のワゴン車@咲-Saki-(現地調達)、小型ビームサイズ@オリジナル(現地調達) 七天七刀@とある魔術の禁書目録、通信機@コードギアス反逆のルルーシュ、不明支給品(0~1)、 [思考] 基本:加治木ゆみを蘇生させる。 1:ルルーシュを利用し(利用され)、優勝する。 2:もう、人を殺すことを厭わない。 3:覚悟完了。ステルスを使う時は麻雀で対局相手の当り牌を切る時の感覚を大事にする。 4:先輩が好きだ。それだけは譲らない。 5:…憂ちゃん。 [備考] ※登場時期は最終話終了後。 ※カギ爪の男からレイに宛てて書かれた手紙は中身を確認せずに破り捨てました。 ※荒耶宗蓮が主催者側の魔術師である事を知りました。 ※自分の起源を知りました。 【平沢憂@けいおん!】 [状態]:拳に傷、重みを消失、健康 [服装]:ゴスロリ@現実、皇帝ルルーシュのマント [装備]:ギミックヨーヨー@ガンソード、騎英の手綱@Fate/stay night、拳の包帯、おもし蟹@化物語 [道具]:基本支給品一式、日記(羽ペン付き)@現実、桜が丘高校女子制服、カメオ@ガン×ソード、 COLT M16A1/M203(突撃銃・グレネードランチャー/(20/20)(1/1/)発/予備40・10発)@現実、 包帯と消毒液@逆境無頼カイジ Ultimate Survivor、双眼鏡@現実(現地調達) 通信機@コードギアス反逆のルルーシュ、遠坂凛の魔力入り宝石@Fate/stay night×10個、洗濯紐 [思考] 基本:ルルーシュとバンドを組みたい。皆を殺す。阿良々木さんはもう絶対殺す。 1:ルルーシュさんの作戦、言う事は聞く。お姉ちゃんは無理には殺さない。 2:桃子ちゃんは友達。 3:阿良々木さんをブチ殺して、お姉ちゃんのギー太を返して貰う。 4:澪さんをルルーシュと組むバンドに誘いたい。 [備考] ※ルルーシュの「俺を裏切るなよ」というギアスをかけられました。 ※中野梓についていた「おもし蟹」と行き遭いました。姉である平沢唯に対する『思い』を失っています。 ※第2回放送をほとんど把握していません。 【ルルーシュ・ランペルージ@コードギアス反逆のルルーシュR2】 [状態]:疲労(中)、右腕の骨折 [服装]:歩く教会@とある魔術の禁書目録、 [装備]:イヤホン@現地制作、S W M10 “ミリタリー&ポリス”(6/6) [道具]:基本支給品一式×2、ゼロの剣@コードギアス反逆のルルーシュR2、ミニミ軽機関銃(183/200)@現実 ゼロのマント@コードギアス 反逆のルルーシュR2、“狐”“泥眼”“夜叉”の面@現実 サクラダイト爆弾(小)×4@コードギアス反逆のルルーシュR2 盗聴機、発信機×9@現地制作、単三電池×大量@現実、通信機×5@コードギアス反逆のルルーシュ アッシュフォード学園男子制服@コードギアス反逆のルルーシュR2、USBメモリ@現実(現地調達) 阿良々木暦のMTB@化物語 、パソコン、ククリナイフ@現実、.38spl弾×46、 CDプレイヤー型受信端末、リモコン、鉈@現実、首輪、首輪(ダミー) 死亡者・おくりびと表示端末、【第1回放送までのおくりびと】のメモ、不明支給品(0~1) 蒼崎橙子の瓶詰め生首@空の境界、荒耶宗蓮の工房から回収した不明品多数 ゼロスイッチ(政庁)@アニロワ3rd [思考] 基本思考:枢木スザクは何としても生還させる 1:円形闘技場から聴こえてくる歌声に対しどう行動するべきか考える。 2:東横桃子、平沢憂と行動を共にする。 3:殺しも厭わない。東横桃子、平沢憂、スザク、C.C.、ユフィ以外は敵=駒。利用できる物は利用する。 4:スザク、C.C.、ユフィと合流したい。 5:偽ゼロの放送を利用して、混乱を起こし戦いを助長させる。 6:“金で魔法を買った”というキーワードが気になる。 7:首輪の解除方法の調査、施設群Xを調査する? 8:バーサーカーの危険を認識、刹那と本田忠勝の想いを受け継ぐ。 [備考] ※R2の25話、スザクに刺されて台から落ちてきてナナリーと言葉を交わした直後からの参戦です。 死の直前に主催者に助けられ、治療を受けたうえでゲームに参加しています。 ※参加者が異なる時間平面、平行世界から集められている可能性を考察しています。 ※モモから咲の世界の情報を得ました。主要メンバーの打ち筋、スタイルなどを把握しました。 ※自分のギアスも含めて能力者には制限が掛っていると考えています。 ※おもい蟹が怪異たる力を全てルルーシュに預けました。どんな力を使うかは後の人にお任せします。 ※モデルガン@現実、手紙×2、遺書、カギ爪@ガン×ソード、ミサイル×4発@コードギアス反逆のルルーシュ シティサイクル(自転車)、ジャージ(上下黒)、鏡×大量、キャンプ用の折り畳み椅子、消化器、ロープ、カセットコンロ、 混ぜるな危険と書かれた風呂用洗剤×大量、ダイバーセット、その他医薬品・食料品・雑貨など多数@ALL現実 揚陸艇のミサイル発射管2発×2機、皇帝ルルーシュの衣装(マント無し)@コードギアス反逆のルルーシュR2、 現在支給品バッグに入れています。 ※揚陸艇の燃料…残り10キロ分 (E-5に放置されています) ※荒耶宗蓮が主催者側の魔術師である事を知りました。 ※Fー7ホールの平和の広間にてUSBメモリを入手しました。 ※第2回放送を聞き逃しましたが、桃子によって補完されました。 ※トランザムバーストの影響を受け、刹那・本田忠勝・バーサーカーの戦い。 及びその記憶と想いを呼び覚ましました。 (どこまで記憶の影響を受けたかは後述の書き手さんにお任せします。 ただし、何か特殊な力に目覚める。イノベイターに覚醒する等は一切ありません) ※サクラダイト爆弾(小)×5、サクラダイト爆弾(灯油のポリタンク)×2を消費して 政庁に崩落トラップを仕掛けました。起爆には、ゼロスイッチ(政庁)を使用します。 ※荒耶宗蓮の工房から不明品多数を回収しました。 (何を回収したのかは後述の書き手さんにおまかせします) ※荒耶宗蓮の工房内に在った大極図の魔方陣がルルーシュにより傷付けられ力を失いました。 (今後各所の結界等に何らかの影響が出るかは後述の書き手さんにおまかせします) 【ゼロスイッチ(政庁)@アニロワ3rd】 ゼロスイッチ(仮)に政庁へと仕掛けたサクラダイト爆弾を起爆させる機能を付加した物です。 政庁の起爆にはゼロスイッチを押す本人が同じD-5エリアにいる必要があります。 時系列順で読む Back 試練~ETERNAL PROMISE~(後編) Next 好奇心は猫をも殺す 投下順で読む Back 試練~ETERNAL PROMISE~(後編) Next 好奇心は猫をも殺す 187 ぽかぽか時間 平沢憂 205 GEASS;HEAD(前章) 187 ぽかぽか時間 ルルーシュ・ランペルージ 205 GEASS;HEAD(前章) 187 ぽかぽか時間 東横桃子 205 GEASS;HEAD(前章)
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入隊、クラン戦申し込み、管理人への要望などは msf_cod_mw2@yahoo.co.jpに送る 管理人のPS3のIDにメッセージ 掲示板に書き込むなど なんらかの形で管理人に伝えてください 入隊の際は必ずPS3のIDをのせてください
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※クランタグは[MSF]とする 1 Freedom_Fox ・・・管理人 2 naruteru ・・・管理人 3 leon1192 4 crisiscore_ff7 5 oxswat 6 Axel_Sparrow 7 koyoe1212 8 toy_6600 9 RANGER75105 10 x-xXEmanuelXx-x 11 oichan0 12 ZEROSEALs 13 LAKE_1010 入隊は↓から 隊員募集.アクセス
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[MSF]とは? Mamada Snake Festival 知らない方が多いと思いますが、間々田の蛇祭りをもとにしています。 このクランは、蛇祭りのように年齢を問わず、誰でも楽しくCOD mw2をプレイできたら いいと思っています 隊員募集中!!
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スネークとミラーが話し合い決定した、MSF内でのパーティー・及び祝日。 概要 主にどんちゃん騒ぎのための口実である。 予定していた日付の3日前にある事件が起きるため、実際に行われたのかどうかは不明。 本来ならば酒や豪勢な食事が振る舞われ、平和バンドによるライブで超!エキサイティィィング!する予定であった。 関連 平和バンド 恋の抑止力
https://w.atwiki.jp/maspedia/pages/48.html
MSF内のメンバーによって結成された、バンドグループの名称。 メジャーデビューはしていない。2010年に圧倒的なセールスを記録。代表作として、オリコンシングルCDランキング14位を記録した「恋の抑止力」が挙げられる。1974年には、マザーベースメッセ特設ステージでの単発コンサート『平和の日記念 EXPO 74 平和と俺たちのブルース』において3億人を動員した。[要出典]この動員数は2011年現在マザーベース記録では世界記録となっている。[要出典] 概要 名前に“平和”の意味を持つ人物のみで結成されている。 メンバー カズヒラ・ミラー ギター担当。バンド結成を呼びかけた第一人者。おそらくリーダー。楽曲の作詞・作曲も担当している。音痴である。[要出典] 「和平」は日本語で平和を意味する。 パス・オルテガ・アンドラーデ(CV 水樹奈々) ボーカル担当。甲板で歌っているところをミラーに聴かれ、後にスカウトされる。 「パス」(paz)という名は、スペイン語で平和を意味する。 ウラジーミル・アレクサンドロヴィチ・ザドルノフ ベースかドラム担当。その音楽性は謎に包まれている。 「ウラジーミル」という名は、「平和を支配する」という意味だと公言している。 音楽性 デビュー当時からロックとバラードの両方をこなしている。彼らの特徴の一つとして、メンバー3人の音楽性がそれぞれ異なっていることが挙げられる。これは、各メンバーが過ごしてきた国、文化といった環境が大きく違うなどの事柄が影響していると考えられる。また、バンド内で演奏される楽曲には主に作詞・作曲を担当するミラーの嗜好が大きく影響している。 CD HEAVENS DIVIDE / 恋の抑止力 [Single, Maxi] デビューシングル。2010年4月7日発売。 詳しくは恋の抑止力を参照。 関連 平和バンド 恋の抑止力
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【AP】MSF入隊テスト ◆MSF基地 CQCと打撃攻撃のみで、MSF入隊志願者全員を降参(気絶)させるとクリアとなります。 制限時間内に全員降参させることで、参加者全員がMSFに入隊します。 【ミッションリザルト】
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【抑止力の魔王と姫の騎士】 アリスとエミリオ。 陽炎という規格外を前にした二人は、それぞれの思惑を胸にイマジナリ・ロストに戻り、機体整備の間に談話室に居座る。 アリスは激しい戦闘と、極度の緊張から解放されーもしくは、与えられた異能に適応するようにーしばらくするうちに意識を闇に沈ませていた。 ソファに倒れ込んで静かに寝息を立てる。 その姿には、普段の苛烈さなど微塵も感じない。 むしろ、年相応以上に華奢で青白いまでの肌が目立ち、これが初対面なら印象は真逆になりそうだ。 僕が淹れた紅茶はすっかり冷めてしまっていた。 結局、一口も口をつけなかったな。 「…………ーーーー」 ふと、その口元に目が行く。 アリスの唇が、うっすらと開いている。 触れてはいけない、その紅い果実に、僕はどきりとした。 ……僕は何を考えているんだ。 そして、そんな自分に幻滅した。 いくら無防備だからって、それじゃただの変態じゃないか。 それに、あんな状態でも、アリスは違和感があれば飛び起きるだろうし。 「ーーーーーそんな事をしたって、君の心は手に入らない」 いくら触れたところで、今の僕では足りないのだ。 立ち上がり、物置からブランケットを取り出す。 アリスにかけようとしたら、寝返りをうって、シャツの裾がめくれた。 「ーーーー!!」 真っ白な胴、細すぎるくびれ、へそ、その上に隠されたーーー 「…………エミリオ、てめぇ……、このやろう………」 寝言が、僕の理性を呼び戻す。 そのままブランケットをかける。 「……一応、僕はまだ、君の心の中にいられるみたいだね」 それが、どれくらいの割合なのかは分からない。けれど、まだそれがひと欠片でも残されているのは、素直に嬉しかった。 「せめて夢の中だけでも、君に平穏がありますようにーーー」 おやすみ、アリス。 僕の愛しい人。 * 夢を見ていた。 夢が夢と判る明晰夢、というやつだろうか。 私は、燃え盛る星に独りだった。 火山惑星、というやつだろうか。 この間、バイロン管轄である惑星に連合が仕掛けて、望月重工も参戦したというが、きっとこんな感じだったのかもしれない。 あちこちで戦火を感じる。 コックピットに独り。 正確に言えば、独りと一つのAIか。 「マスター。お目醒めになりましたか?早速ですが、アンノウンか接近中です。交戦準備を」 セレネの無機質な声に、私は現状を知覚する。 操縦桿を、握る。 脊椎直結接続が確立され、セレネと機体に重なる感覚。 しかし、これは。 「何を寝ぼけているのですか、マスター」 セレネに呆れられる。 「貴女は魔王を自称する恐怖の体現者、この鏖魔月蝕石(ムーンクォーツ=マリス)を駆る世界の敵でしょう?しっかりしてください」 そうだった。 私は、魔王だ。 「ったりめぇだ、セレネ。さっさと行くぞ」 迫りくる機体。 それらがどこの所属かは知らん。 だが、機体に乗って戦闘するってことは、この魔王(アリス)様の餌食ってことだ。 「接敵まで3、2、1、ロック」 セレネの合図とともに、マニピュレータが引き金を引く。 火山の硫黄臭い大気を引き裂いて、ビームがひたはしる。 「ーー、!ー!!」 混戦する通信、その波紋を感じる。 異能の力が、それを知覚させるのだ。 小隊規模、数機の編成の指揮官を守って、先鋒が撃ち抜かれた。 指揮官を身を挺して守る、暑苦しい絆。 反吐が出る。 「ハッハー!皆殺しだ!」 魔王らしい言動を。 逃げおおせられると思うな。 魔剣に持ち替え、飛びかかる。 特務仕様機か。 いずれにせよ、魔王の敵ではない。 火山の熱を吸い上げた魔剣が、たやすく鋼を切り裂く。 断末魔さえかき消す死神の嘶き。 それは戦場の中にあって、なお色濃く死を振りまくものとして、周囲に伝播する。 手当り次第。 目に映る全て。 それらを狩り尽くすつもりで地をかけ、空を覆う。 そして、アリスは出会う。 「ーーーーー煉獄月蝕石(ムーンクォーツ・ヘル)」 地獄の悪魔が、鏖魔を迎える。 人の気配を感じない。 破壊の意志を感じない。 こんなものは、ただのお遊びに過ぎない。 その程度の存在ながら、しかし、その姿には意味がある。 「“過去の亡霊”が出しゃばるなよ!」 そう。 この鏖魔に乗る私がここにいるという事実。 それが、対峙する悪魔が過去の残滓であることを示している。 「消し炭にしてやる!セレネ!」 「委細承知。武装展開、いつでもどうぞ」 こちらが翼を広げれば、あちらも負けじと広げる。 だが、煉獄月蝕石がこの鏖魔に勝てる道理などないのだ。 全ての火力、全ての武装、持てる限りの全て。 「その姿は、その過去は、もう捨てたんだ!消えろ!」 過去の幻影を切り捨てる。 撃ち合う火力、骨さえ溶かす白が、埋め尽くしていく。 その最中。 空の虚ろに浮かぶ、もう一つの魔神を幻視した気がした。 * 目を覚ます。 ここは……イマジナリ・ロストの、談話室、か? どうやら寝てしまっていたらしい。 いつの間にかかけられていたブランケットとともに身体を起こす。 「おはよう、アリス。よく眠っていたみたいだね」 「あぁ?エミリオ、てめぇ……ーーーー」 あれ。 なんだ、私は何を言おうとした? 「アリス。起きがけに紅茶はどうかな?目が覚めるよ?」 「ぁ、あぁ……もらうよ」 額に手を当てる。 何か、夢を見ていた? それに、何かがおかしい? わからない。 この違和感は、なんだ? 「はい、どうぞ?」 エミリオから受け取ったカップ。 その液面が、ゆらゆらと揺れる。 思考が纏まらない。 ひどく、頭痛がする。 「私は……」 「駄目だよ、アリス。そんな所で寝たら、お腹の子に障るよ?」 なんだって? 「ーーーは?」 聞き間違いか? 私が、妊娠? エミリオをまじまじと見るが、その表情に嘘はない。 ブランケットを剥ぎ取ると、私は妊婦用のゆるい服で、間違いなく、“腹部が膨れて”いた。 血の気が引いていく。 腹の中で、何かが、蠢いている。 「あは。そういえば、もう死んでいるんだっけ?」 エミリオが、エミリオじゃない何かにすり替わって笑う。 あは。あは。あはは。 臓物の中で蠢いていた何かが、ピタリと動くのをやめた。 そして、腐っていく。 その感触は、なんとも形容しがたく、しかし、そうと認知できる確固たるもの。 腐り落ちていく落し仔は、私のはらわたを引きずり、腐食させて。 「なんだ、これは……!」 焼ける。 溶ける。 ぐらぐらと煮立つ釜のよう。 ケタケタと笑う狂気の上澄みが、私を間近に覗きこむ。 「混沌、安寧、選定、真命、呪詛、縁故、それから災禍。何が生まれると思う?何が君にあると思う?それは本当に君の望み?それとも、君じゃないキミかな?」 腹を掻きむしる。 這い回る感触が、全身を総毛立たせる。 あぁ、何かが。 何かが、絶望的に、変化していく。 心が? それとも身体が? むしろその両方か? いや、むしろ別のナニカ? 分からない! 解らない! ワカラナイ! これはなんだ!! これはなんなんだ!!! 「ーーーーーー胡蝶の夢って知ってるかい?」 唐突な静寂とともに、耳元で囁かれる、甘い甘い声色。 「君は、一体何かな?誰、なのかな?」 それはエミリオの声で、お前は誰だと問いかけた。 * 目を覚ます。 ここは……イマジナリ・ロストの、談話室、か? どうやら寝てしまっていたらしい。 いつの間にかかけられていたブランケットとともに身体を起こす。 「おはよう、アリス。よく眠っていたみたいだね」 ノイズが、走る。 感覚が戻ってくる。 心臓を押さえ、恐る恐る腹を、見る。 「ーーーーー、なにも、いない」 何もいない。 何もいないことに、私は安堵した(?)。 そんな私に、エミリオが近づいてくる。 思わずキッと睨みつけるようになって、エミリオは慌てて謝罪した。 「あっ、僕はまた、君の事を、ぅ……」 拳が飛ぶと予想したのか、エミリオは目を瞑った。 ……どうやらコレは現実らしい。 『胡蝶の夢って知ってるかい?』 あぁ、知ってるとも。 望月重工の保護施設での教育は、変なところで役に立った。 ……現実か夢かもわからなくなれば、もうそれは。 「ーーー怒らないの?」 エミリオがおずおずと聞いてきたことで、ようやく私は少しだけ落ち着いた。 「特別に許してやる」 そう言った途端に、エミリオはパアと顔を明るくした。 「ーーーお前、その手に持ってるの、まさか紅茶じゃねぇだろうな?」 ひったくるように受け取ると、中身を眺めることなく飲み下す。 熱い。 喉が焼ける。 そして、苦い。 しかめっ面の皺をさらに深くする。 「……それ、コーヒーだけど、紅茶の方が良かったよね?」 多分、エミリオは自分で飲むために淹れたのを持っていただけだ。 「普段絶対にブラックなんて飲まないけど、悪夢でもミタ?」 語尾に不穏な音を聞いた気がしたが、顔を上げても、エミリオはいつもどおりだ。 「エミリオ」 呼びかける。 「なに?」 いつもどおりすぎて、逆に疑いたくなる。 だが、得てして“こういう”やつは、構えているときには来ないのだ。 私はじっとエミリオを睨んでから、フッと息をついた。 「胡蝶の夢って知ってるか?」 その質問と同時、エミリオはソファの脇に正座し、私と近い目線にする。 こいつ、話し込むつもりなの、解ってやがるな。 その態度に、若干の苛つきと心地よさを感じながら、私は言葉を切り出す。 「夢を視た。多分、災禍の異能のせいだ」 もしそうでないのなら、相当に夢見が悪い。 「それは多分正しくて、きっと私の心の底を覗き込んだんだ」 あの、得体のしれない感覚。 それから、質問。 あれは本当に意味のない質問だったか。 意味ありげな言葉を連ねた、私の心の反射なのか。 頭をフル回転させて、エミリオに語ると同時に、自分の中での解釈を進める。 コイツ……人が考え事しながら喋ってんのに、呑気な顔しやがって。 あとでぶん殴ってやる。 「陽炎は私に、異能の種を与えたと言った。焦天の刻印とか言ってたが、種というからには、私の何かを肥料にして成長するもんだと思ってる」 あの夢は、その土壌を確認するためのものだった。 そう解釈すると、なんとなく合っているような気がする。 「僕は異能の種を与えられたわけじゃないから、詳しくは解らないけど……ーーー」 少し考えを纏め、それからエミリオは意見を言う。 「陽炎さんは、嘘はつかない。神様ってそういうものなんだと思う。だから、災禍の異能についても、ミス・ピルグリムがそう確信するって事は、大きく間違ってるって事は無いんじゃないかな」 神は嘘はつかない、か。 確かに、陽炎の言動に嘘はない。 ……取説があるわけじゃない。 仮説を立てるにも、足がかりもない。 その補強が、よりにもよってエミリオ(コイツ)かよ。 だけど、何もないよかマシ、か。 前に進むしかねぇんだ。 「ーーー珍しく私と同意見じゃねぇか」 「なんで気に入らなさそうに言うかなぁ?!」 気に入らねぇよ。 お前が嬉しそうなのが、特に気に入らねえ。 エミリオのくせに、調子のんな。 「あー、後な」 この後伝える事が、こいつをさらに調子つかせるのが目に見えてる。 くっ!言いたくねぇ! だが、直感は間違ってねぇ、多分! 「お前と私、それぞれの改修プラン、思いついたんだわ」 案の定、エミリオの顔は即座にだらけきった。 ……クソが。 * その後すぐに書き上げた設計図。 そこには、2つの機体の名前がある。 “鏖魔月蝕石(ムーンクォーツ=マリス)” “虚天晶(ネビュリウム)” ともに魔石。 特に、鏖魔は夢で視たそのまま。 月蝕石の、最終極致だと、私らは頷いた。 特に説明の必要はない。 なぜなら、現在の延長線上の発展機だからだ。 それから、虚天晶。 こちらはエミリオの月蝕魔晶石を設計の下敷きとして、一つのカスタム機からオリジナルへと昇華させたものだ。 エミリオの癖や戦闘データを元に開発された、グリムシェイド社3体目の支援AI“フィーリア・ネビュリウム”を備えた機体だ。 この2機は、ある特殊なシステムを背負っている。 『陰陽心火』 陽炎によって刻まれた刻印。 心をユニゾンさせることによって、出力を上げるという異能の刻印。 それを活かすための、シンクロ・メイガス・システム。 簡単に言えば、読み取った生体情報を元に、精神状態が筒抜けになる、こっ恥ずかしいシステムだ。 異能を活かすため、嫌嫌ながら搭載を決めた。 これらは、明確に二人で一つを表している。 白と黒。 同じアヌビスの意匠を持ち、同じ高機動高出力。 そういう設計だった。 * しばらくの時を経た。 目の前のドッグには、真新しい2機の獣が並び立つ。 「完成したな」 「ようやく、だね」 鏖魔と虚。 これらの真の意味を、アリスもエミリオも、まだ知らない。 夢で視たものを忠実に再現しただけだ。 だから、その意味も、異能が行き着く先も、また何も決まっちゃいない。 それは、きっとこれから決めていくことなのだ。 私は、魔王になると、心に秘めたまま。 僕は、アリスと共にあろうと、誓って。 物語は続く。 しかし、この先のページは、未だ白紙のままだーーーーー